就職する時は大企業がいいのか、中小企業がいいのか、誰もが迷うところです。昔は「寄らば大樹の陰」と言って大きな木のそばにいると安心という意味で、大企業がいいと言われてきました。しかし、それは高度成長期の話ではないでしょうか。ところが今もそう思っている人が多いようです。それは学生の就職活動にも表れています。学生も大企業への就職を望んでいます。近年は就職難と言われていますが、それは大企業が採用を控えているからだそうです。一方で中小企業は優秀な人材を求めています。それなのに学生は大企業の方ばかりを見ているため、需要と供給がうまくいかずバランスの悪い状態になっているのが現代社会なのです。
昨今の就職難はそういったミスマッチが原因だという説もあります。では、本当に大企業がいいのでしょうか?必ずしもそうではないようです。大企業は資本もありますが、社員をたくさん抱えています。そのため経営難になったら容赦なくリストラを敢行します。高度成長期は採用も多く、給料やボーナスも多かったでしょうが、不景気の時代には大企業がいいとは言えないのです。案外、中小企業に転職することで人生が明るく開けるかも知れませんよ。そこでここでは中小企業への転職について考えてみます。
まず、中小企業とはどの程度の規模の会社を指すのでしょうか。これは意外と知られていないようです。「中小」という名前がついているから、20人程度の会社を中小企業と思っている人がいるかも知れません。しかし、中小企業の定義は、中小企業法で定められています。それによると中小企業とは、製造業や建設業、運輸業などの場合は「資本の額や出資が3億円以下の会社」「常時使用する従業員が300人以下」となっています。卸売業の場合は「資本の額や出資が1億円以下」「従業員は100人以下」となっています。同じようにサービス業は資本金500万円以下で従業員が100人以下、小売業は資本金500万円以下、従業員は50人以下のところを中小企業と呼ぶと定められています。
ですから従業員が20人程度の会社は中小企業とは言わずに、小規模事業者または零細企業と言います。製造業などでは従業員が300人以下となっていますから、結構大きな会社でも中小企業と呼ばれるのですね。
中小企業は規模は大企業ほど大きくはありませんが、こじんまりとして従業員同士が仲が良くチームワークがあるようです。そのため仕事をしていて楽しさを感じるのではないでしょうか。また不景気の時でも社員が一丸となって乗り越えようと頑張っています。そんなまとまりがあるところも中小企業の魅力です。中小企業に転職すれば人生が楽しくなりそうですね。
[参考]
中小企業はアットホームでこまわりが利くところ
中小企業は新しいことに取り組もうとしている
中小企業の求人はたくさんあり、未経験者でも応募可能なものが多い
中小企業では技術や資格がある人を求めている
中小企業の仕事はあれもこれもと幅が広いのが特徴